「運転代行って、実際には何をしてくれるの?」
「料金システムやタクシー代行と運転代行だと何か違うの?」
初めて『運転代行』を利用にする方には様々な疑問があると思います。
本記事では、運転代行とはいったい何なのか、料金システムやタクシーとの違いなど、初めて利用する方が気になる点について解説していきたいと思います。
運転代行とは

運転代行とは、依頼者に代わり、代行ドライバーが自動車を目的地まで運転してくれるサービスです。お酒を飲まれた方や体調のすぐれない方などに頻繁に利用されます。「代行」「代行運転」「代行サービス」とも呼ばれています。
運転代行サービスの流れ

運転代行は、ご利用者ご自身の車(客車)と随伴車と呼ばれる代行業者の車で、行われます。
主に5つのステップで行われます。
- 代行業者に代行を依頼する
- 代行業者を待つ
- 代行業者と合流して、車のキーを預ける
- 目的地まで運転してもらう
- 料金の支払い
■運転代行
運転代行は、乗務員2名が随伴車で依頼者の元に向かい、合流後、依頼者は代行業者に車のキーを渡して自分の車に乗車し、依頼者に代わり代行業者が運転を行います。(利用者は随伴車に乗車することはできません)
また、運転代行は認可が必要です。
■タクシー代行
タクシー代行は、乗務員2名がタクシーで利用者の元へ向かい、利用者はタクシーに乗車し、もう1人の乗務員が利用者の車を運転します。(利用者は自分の車に乗車することはできません)
こちらは特に認可は不要となっています。
運転代行の料金システムはどうなってるの?

運転代行のサービス料金は、「走行距離」に応じて算出され、走行距離の測り方には下記の2通りがあります。
客車のトリップメーターを使用
1つ目が「客車のトリップメーター」を使用した測り方です。トリップメーターとは、車の区間走行距離を測るメーターのことです。任意の2地点間の走行距離を測定でき、測定後に距離をリセットできるのが大きな特長です。車種によっても異なりますが、速度計の下など、運転中も目視できる位置についています。
この料金システムのメリットは、利用者ご自身の目で走行距離を確認できるため、代行業者に距離を誤魔化される心配がいりません。デメリットは特にないのですが、強いてあげるとすれば、料金算出の際にメーターと料金表を見比べて計算する時間が必要なため、算出まで少し時間がかかる点でしょうか。
随伴車の料金メーターを使用
2つ目の方法は、「随伴車の料金メーター」を使用した測り方です。料金メーターは走行距離を測るメーカーのことで、タクシー利用時に必ず見かけるあのメーターのことです。メリットとしては、随伴車の料金メーターを見れば、料金がすぐにわかるため、料金算出に要する時間が必要ないということ。一方、デメリットに関してですが、この点がとても注意が必要な点なのですが、随伴車に設置されたメーターはお客様の目も届かないため、料金の水増しなどの不正行為が容易である点です。
上記2つの料金システムのどちらを採用しているかは、代行業者により異なりますが、個人的な見解で言えば「客車のトリップメーター」を使用している代行業者を選ぶ方が後におまわぬトラブルに巻き込まれないためオススメです。
運転代行への依頼で伝えておくべき情報

運転代行をご利用の際には、下記7つの情報を運転代行業者に伝えるようにしましょう。
- お名前
- 電話番号(代行業者が現場についたときに電話する番号)
- お迎え希望日時
- お迎え先の住所/名称
- 車種/色/ナンバー
- お帰り先の住所
運転代行サービスで「できる」こと
運転代行を始めて利用する方から多くの質問がありますが、その中でも運転代行業者が「できること」は下記の通りです。
- 依頼者以外の方の客車への同乗
- 客車の荷物の積み下ろし
- 有料道路の使用
- ガソリンスタンドへの寄ち寄り
- 目的地以外の場所への途中経由
ガソリン代・有料道路代は随伴車分も含め、サービス利用者の負担となります。また、途中経由の場合などには待機料が発生しますので、金額については事前に確認をしておくと良いでしょう。
代行業者がお客さんを随伴用自動車に同乗させることは法律で禁止されています。(白タク行為)
※距離関係なく禁止されているため、店から車を止めた場所までのわずかな距離であっても同乗させることはできません。
※お客さんも随伴用自動車への同乗を要求してはいけません。
【道路運送法第4条第1項違反】(罰則3年以下の懲役又は300万円以下の罰金)
- 自動車運転代行業は、サービス利用者に代って、サービス利用者の自動車の運転代行を行うことを業としていることから、随伴用自動車でお客を運ぶことはできません。
まとめ
いかがでしたか。運転代行のサービス内容について、少しはご理解いただけましたでしょうか。
年々、飲酒運転の数は減っては来ているものの、それでも一定数の飲酒運転はいまだにあります。
飲酒運転0社会を目指し、お酒を飲んだ場合には「運転代行」というサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
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