いじめ調査とは

探偵による「いじめ調査」は、『いじめの実態』の有無を確認すると共に、いじめの証拠を集める事がメインとなる調査になります。
いじめ調査の依頼例としては、次のようなものが多いです。
- 子供に対するいじめの有無を確認してほしい。
- いじめ行為に対処をしたいので、いじめの証拠を集めてほしい。
- SNSやネットでのいじめ被害にあっている
- 学校(又は会社など)がいじめの事実を隠蔽しているので、実態を調べてほしい。
- 子供が「生徒」ではなく「先生」にいじめられている
ネットが日々発展し続けていることもあり、それに伴い、いじめの低年齢化が進み、小学校低学年でのいじめが増加傾向にあるというのが現状です。
文部科学省の発表によると、いじめ被害に遭ったことから、自ら命を絶った被害者のニュースや、いじめ加害者への報復行為とも言えるような事件が増える中、保身のためにいじめを隠蔽したがる学校が増えているようです。
いじめ調査を依頼するメリット

次に、探偵にいじめ調査を依頼するメリットについて、その詳細を見ていみましょう。
大人の目が届かない、学校外の様子を見守ってもらえる
「子どもの行動を全て把握しきることができない」
このような保護者の方のお悩みを聞く機会は非常に多いです。
いじめられていることを家族に話すことができず、学校に登校したふりを続け、行方不明となってしまうケースも実際に存在します。
- 学校外での子どもの行動パターンを把握しておきたい
- 最悪の事態にならないように子どもを見守ってほしい
- 仕事で手が回らない時間帯のフォローを依頼したい
- 登下校の様子や塾の行き帰りを調査して欲しい
- 学校外で行われているイジメ問題の証拠を集めて欲しい
どれだけ心配をしていても、お仕事や様々な事情により一日中見守ることが難しいのが現実です。
近年、どうしても見守ることが難しい時間帯や専門的な分野を探偵に依頼して、問題解決のための調査を依頼されるケースが増えています。
いじめ加害者の身元・素行調査が出来る
- 子どもがいじめ加害者の名前を教えてくれたが、学校側が信じてくれない
- いじめ加害者の住所や電話番号などの情報が知りたい
- いじめ加害者の普段の行動パターンが知りたい
いじめ被害者のご家族が周囲の保護者から情報を聞こうとしても、内容が内容なだけにかえって良くない噂が広まってしまう危険性もあり、気軽に尋ねにくかったり、ご自分では調べられないという理由で、探偵にいじめ調査を依頼して、加害者の身元・素行調査を行うといったケースが多くあります。
有効的な証拠集め・証拠集めのためのアドバイスがもらえる
いじめ問題を学校側に相談すると必ず問われるのが「証拠があるかどうか」です。
学校側としては問題にしたくない気持ちが働くため、子どもひどい怪我をしていても「子供同士がふざけてやっただけ」とうやむやにされ、悔しい思いをなさる保護者の方も数多くいらっしゃいます。
そのような言い逃れをさせないためにも、いじめ問題を解決するためには、確かな証拠を突きつける必要があります。
- 被害に遭った日付や程度(内容)などを整理したもの
- いじめの様子の録音データ
- いやがらせを受けているSNSなどの画面保存データ
- 聞き込みを行い、証言を集めて整理したもの
- いじめ現場の証拠写真や動画データ
- 壊された物の現物
探偵にいじめ調査を依頼することで、
「具体的にはどのような証拠が必要なのか」
「証拠集めのための準備は何をしたら良いのか」
などのアドバイスをもらえることはもちろん、忙しい親御さんの代わりに、証拠集めを代行して行ってもらうことも可能です。
証拠を報告書にまとめて貰える
調査期間中、いじめの事実があった場合、加害者・被害者の顔が写った現場の写真は確定的な証拠となります。
探偵にいじめ調査を依頼することで、探偵業法に従った合法的で決定的な各種証拠を揃えることができ、それらの証拠を「調査報告書」としてもらめてもらうことができます。
調査報告書があれば、各機関に提出しても問題がない証拠として採用される点が、探偵にいじめ調査を依頼する最大のメリットです。
録音は犯罪行為に当たらないのか?

「会話の録音」と聞くと、それ自体は犯罪に当たらないのか、いざ裁判になったときに証拠能力があるのかと心配される方も多くいらっしゃいます。
いじめの証拠を収集する行為は、いじめられている本人やその家族が安全に生活する権利を守ること、つまり「正当防衛」にあたると考えられるのです。
他人の不法行為に対し、自己又は第三者の権利又は法律上保護される利益を防衛するため、やむを得ず加害行為をした者は、損害賠償の責任を負わない。
相手に無断で録音することは、大きく2種類に分けられます。「盗聴」と「秘密録音」です。
- 「盗聴」
相手に無断で会話をひそかに聴取または録音すること - 「秘密録音」
会話当事者の一方が相手方の同意を得ずに会話を録音すること
今回のように、いじめ調査の中で証拠取得のために録音する行為は「秘密録音」に当たります。
いじめ調査の「目的」を決めておく

イジメ調査を探偵に依頼する場合、調べられる事はたくさんあります。
どのような目的で調査したいかによって、調査の対象範囲・調査時間も異なるため、まずは「何のために調査を依頼するのか」という最終的なの目的をまとめておきましょう。
いじめ実態の有無を確認したい場合
「親に心配をかけたくない」や「恥ずかしい」という思考が働くため、実際に怪我をさせられていたり、何か物を壊された状況があっても、子どもからの報告が曖昧ではっきりしないというケースが多く存在します。
このような場合は、「確実にいじめが行われている」という状況を確認することが先決となるため、調査を行い、いじめが行われている証拠を掴みます。
いじめ加害者を特定したい場合
いじめ加害者の名前が分かっていて学校側に相談しても、状況が改善されない場合には、いじめ加害者の特定のために、加害者がいじめを行なっている、言い逃れができない確実な証拠を押さえる必要性があります。
- いじめ加害者の名前が入った、いじめ現場の録音データ
- いじめ加害者の顔がはっきり写っているいじめ現場を映した写真や動画
- いじめ加害者直筆の誹謗中傷の手紙
- いじめ加害者のアドレス・アカウント名で書き込まれたネット上の誹謗中傷画面
- いじめ加害者を限定出来るネット上のチャットグループの情報など
「慰謝料請求」や「警察に届出」をする場合
いじめによる被害について、慰謝料を請求をしたり、刑事事件として立件するために警察に届出る場合は、その根拠となる証拠を複数揃える必要があります。
また、いじめ加害者を訴えるということは法的に争う可能性も十分にあり、法的に問題のない証拠を揃えなければなりません。
- いじめ加害者が特定出来る証拠
- いじめによる被害額が分かる詳細な明細書
- いじめを根拠とした通院を示す医師からの診断書等
まとめ
今回は「いじめ調査」を依頼するメリットや、目的の違いに応じた必要物を簡単に説明しました。
近年、いじめや嫌がらせによる子どもの自殺率は年々高くなっています。最悪の事態を防ぐためにも、子どもに異変を感じた場合には、いじめ調査依頼を検討されてみてはいかがでしょうか。
この記事が、皆さまのお役に立てれば幸いです。
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